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大久保紗也 個展『a doubtful reply』
会期:2018年2月24日(土)〜 3月25日(日)
オープニングレセプション:2月24日(土)18:00-20:00

・会期中は、水・木・金・土 12〜19時、日曜 12〜18時のオープンとなります。(定休日:月火祝)
・本展のオープニングレセプションを、展覧会初日の2月24日(土)18〜20時に開催します。作家も在廊いたします。なお、初日のレセプション前の時間帯も、通常通り12時から展覧会はオープンいたします。

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《Sitting an' thinking》2018, acrylic and oil on canvas panel, 1620 x 1303 mm

WAITINGROOM(東京)では、2018年2月24日(土)から3月25日(日)まで、大久保紗也の個展『a doubtful reply』を開催いたします。2017年に京都造形芸術大学大学院を修了したばかりの大久保にとって、本展が初の個展開催となります。自身の制作を、「平面空間におけるモノや人の存在、実存について探る行為」と語る大久保は、輪郭線として表現される記号的なイメージと、物質感を伴うフェノメラルな像のうねりという、二つの分離した要素を共存させた絵画を制作しています。本展では、大小様々なサイズの絵画作品14点、すべて本展のために制作された新作の発表を行います。

作家・大久保紗也について
1992年福岡県生まれ、2017年に京都造形芸術大学大学院芸術専攻ペインティング領域を修了。現在は京都を拠点に活動中。近年の展覧会として、2017年グループ展『美大生展2017』(SEZON ART GALLERY、東京)、2016年グループ展『movement 2016 - 1st movement -』(ARTZONE、京都)、2015年『HERE I AM KUAD x TUNA交流展』(Na pai Art Gallery、台北・台湾)、グループ展『HOP2015』(Galerie Aube、京都)などが挙げられます。まだ展示歴の少ない92年生まれの新生でありながら、2017年秋に参加した公募グループ展『第4回CAF賞入賞作品展』(代官山ヒルサイドフォーラム、東京)では白石正美賞を受賞し、その作品が大きく注目されました。

(左)《She's Dropping》2017, acrylic and oil on canvas panel, 803 x 652 mm
(右)《It was impossible to guess whether it meant 'yes' or 'no'》2018, acrylic and oil on canvas panel, 910 x 727 mm

異なるレイヤー同士が合わさり、変容し、転換される場としての絵画
ありとあらゆる探求がやり尽くされ、「絵画は死んだ」と言われて数十年たった今でもなお、絵画は常に新たな可能性を秘めたジャンルとして、多くのペインターを魅了し続けています。90年代生まれの大久保紗也もまた、多ジャンルが乱立する現代美術の世界の中で、絵画という最も古くかつ最も可能性を秘めたジャンルを選び、その探求を続ける若手ペインターの一人です。

絵画を、物体としても平面としても捉えられる曖昧なモノとして扱う大久保は、究極の平面表現としての輪郭線と、物質感を伴う厚塗りにした絵の具で描く抽象的なイメージを、画面上に混在させることで自身の絵画表現を成立させています。その線は時に、一度描いたモチーフの上をぐちゃぐちゃに消そうとしている線でもあり、また厚塗りにした絵の具部分も、一度描いたイメージの上から塗り直した痕跡のようにも見受けられます。それは、絵画特有の、一度描いたものを上から塗りつぶすことによって、再度描き直すことができるという隠れたレイヤーを、あえてすべて画面上に露出させている行為のように捉えられます。「認識するよりも前に立ち上がる印象と、そのものが持つ記号的意味を同等の価値でもって平面に存在させること。そして、異なるレイヤー同士が合わさり、変容し、転換される場としての絵画。これは、名前のあるものから名前を取り去るような、意味のないものを特別なものへと変える特異点を探るような行為です。」と大久保本人は語ります。その際に描かれるモチーフは主に人の形であり、それは自身の表現を通して人間の存在や実存を探る行為としても、大久保の中で重要な要素となっています。

現代においての「平面」とは、もはや触れることのできる紙やキャンバスや壁面にとどまらず、モニターやスマートフォンやタブレットなどのディスプレイと、その中に映し出される世界にも及ぶと考えられるでしょう。「無数の平面(ディスプレイ)に囲まれながら、時に私たちは目の前の現実と平面世界を混同し、その浅い空間での現象がまるで体験した出来事のように、または日常で出会うものや人がふと薄っぺらく感じるように、私たちの認識は平面と物体との間で揺れ動いています。」と大久保が言うように、私たちのモノや世界の知覚方法が変化してきた中で、果たして絵画を通して何が知覚されうるか、それを探る行為として新たな平面世界を構築する大久保紗也の新作群に、是非ご期待ください。

(左)《Pointing finger》2017, acrylic and oil on canvas panel, 333 x 242mm
(右)《His drawing drawing》2017, acrylic and oil on canvas panel, 530 x 455 mm

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大久保 紗也 Saya OKUBO

作家略歴

1992年 福岡生まれ
現在京都を拠点に活動中

学歴

2017 京都造形芸術大学大学院芸術専攻ペインティング領域 修了
2015 京都造形芸術大学美術工芸学科油画コース 卒業

個展

2018
a doubtful reply – WAITINGROOM(東京)

グループ展

2017
NEWSPACE – WAITINGROOM(東京)
第4回CAF賞入賞作品展 – 代官山ヒルサイドフォーラム(東京)
美大生展2017 - SEZON ART GALLERY(東京)
京都造形芸術大学大学院 修了展 - Galerie Aube(京都)

2016
movement 2016 {1st movement} - ARTZONE(京都)
SPERT 2016 - Galerie Aube(京都)

2015
HERE I AM KUAD × TUNA交流展 - Na pai Art Gallery(台北・台湾)
HOP2015 - Galerie Aube(京都)
京都造形芸術大学 卒業展 - 京都造形芸術大学(京都)

アワード

2017年 第4回CAF賞 白石正美賞


《His drawing drawing》2017, acrylic and oil on wood panel, 1829 x 1329 mm
(第4回CAF賞 白石正美賞 受賞作品)

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[企画概要]
展覧会タイトル:大久保紗也 個展『a doubtful reply』
会期:2018年2月24日(土)〜3月25日(日)
オープニングレセプション:2月24日(土)18:00〜20:00
営業日:水〜土 12:00〜19:00 / 日 12:00〜18:00
定休日:月・火・祝日
会場:WAITINGROOM(東京)
新住所:〒112-0005 東京都文京区水道2-14-2長島ビル1F
TEL:03-6304-1877
お問い合わせ:info@waitingroom.jp(担当:芦川)

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