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平子 雄一『Memories』

会期:2019年12月21日(土)- 2020年1月26日(日)
オープニングレセプション:12月21日(土)18:00-20:00

*冬季休廊:12月30日(月) - 1月7日(火)

・会期中は、水・木・金・土 12-19時、日 12-17時のオープンとなります。(定休日:月火祝)
・本展のオープニングレセプションを、初日の12月21日(土)に開催します。作家も在廊予定です。
なお、レセプション前の時間帯も、通常通り12時からギャラリーはオープンいたします。

プレスリリースをダウンロードする

左:《Perennial 4.Jan》 2019, acrylic on canvas, 910 x 727 mm
右:《Perennial 17.Feb》 2019, acrylic on canvas, 1000 x 803 mm

WAITINGROOM(東京)では、2019年12月21日(土)から2020年1月26日(日)まで、平子雄一の当ギャラリーでは2年ぶり4度目の新作個展『Memories』を開催いたします。植物と人間の共存について、そしてそこに浮かび上がる関係性への疑問をテーマに、ペインティングを中心としながら、ドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、メディアを横断して作品を発表している平子は、自然と人間との間に境界線が感じられる状況に対して一石を投じること、考えるきっかけを与えることを続けてきました。その姿勢はそのままに、本展では作家本人の「記憶」という私的な要素からスタートし、制作された新シリーズ「Perennial」を発表いたします。記憶の堆積を象徴する櫓(やぐら)のような構造物をギャラリーの中心に配置し、床や壁も含めた空間全体を使ったインスタレーションの中に、新作絵画約15点と彫刻約10点を展示する予定です。

作家・平子雄一について
1982年岡山県生まれ、東京都在住。2006年にイギリスのWimbledon College of Art, Fine Art, Painting学科を卒業。近年の展覧会に、2019年グループ展『ミテ・ハナソウ展2019』(佐倉市立美術館、千葉)、グループ展『CYGNUS LOOP』(Gallery Baton、ソウル)、2018年個展『project N 71 平子雄一』(東京オペラシティアートギャラリー・4Fコリドール、東京)、個展『Dazzling Leaves』(ZERP、ロッテルダム)、個展『Greening』(WAITINGROOM、東京)、2015年個展『Bark Feeder』(第一生命ギャラリー、東京)などが挙げられます。また、2009年『シェル美術賞』入選、2010年『トーキョーワンダーウォール2010』トーキョーワンダーウォール賞受賞、2013年『VOCA展』奨励賞受賞など国内の主要公募展での活躍も目覚ましく、Akzonovel Art Foundation、LISSER ART MUSEUM(共にオランダ)、第一生命(日本)にパブリックコレクションとして作品が収蔵されるなど、国内外で広く活躍しているアーティストです。

記録から再構成する植物との関係の記憶
今回の新作個展のテーマに「記憶」を選んだ平子ですが、記憶といっても「安易に思い返せるような印象深く焼き付いているものではなく、私の記憶(記録)に意図せず写り込んだ、植物と私の関係の記憶」に焦点を当てたと言います。平子は以下のように続けます。

「記憶の端に存在していた植物や自然を思い返す事はほとんど不可能なので、私は過去3年間に主に携帯電話で撮影した画像を見返しました。その総数は約13,000枚あり、その1割強の画像に植物やそれに関するものが写り込んでいました。カウントしたものは植物そのものや、食品としての植物、植物をモチーフにした装飾、木製の家具や建築物などです。私は一般的な都市生活を送っていますが、想定した以上に植物とそれに関する要素と切り離せない生活を送っている事を再確認しました。」

私たちの記憶には、意識的に覚えている物事と、無意識下に眠っている物事の2種類があります。よりドラマチックな記憶は意識的に覚えている物事の方かもしれませんが、その記憶もやがて時間が経つにつれて薄れ、一つ一つの要素は無意識下に落ちていってしまうものです。平子はその無意識下にある植物の記憶を、写真というその時は意識的に撮っていた記録物から掘り起こし、意識の曖昧な場所にあった要素をすくい上げ、見えにくい植物との関係の記憶を再構成することによって、普段は見えてこない風景を作品の中に立ち上げようと試みました。それは恐らく、平子個人だけではなく、より多くの人々にとっての普遍的な風景となって目の前に立ち上がってくるのではないでしょうか。

新シリーズのタイトルとなっている「Perennial」とは「多年生植物」を表す名称であると同時に、「長続きする」「永続する」といった意味も持ち合わせています。一時的な記憶ではなく長く続いていくような世界を表現することによって、より普遍的な人間と植物との関係性に思いを巡らしながら制作したと平子は言います。積み上がっていく記憶の象徴としての「櫓」をギャラリーの中心に配置し、その周りには四季を通じたそれぞれの記憶が、長く長く続いていくような形で構成されていきます。一年で生涯を終える「一年生植物」ではなく、私たちと植物との関係が長く続いていく「多年生」であることを祈って。ギャラリー空間全体を使って表現される平子雄一の新シリーズを、是非ともご高覧ください。


櫓のスケッチ

本展にあわせて、以下の2つのコラボレーション企画が予定されています:

・「OIL by 美術手帖」での彫刻作品限定販売
オンラインマーケットプレイスの「OIL by 美術手帖」で、
会期中のみOIL限定の彫刻作品を販売いたします。
https://oil.bijutsutecho.com

・「mm's(ミリズ)」の枚数限定Tシャツのリリース
良質な素材でアーティストとのコラボTシャツを制作している「mm’s」が、
平子雄一の枚数限定Tシャツを個展にあわせてリリースします。
個展会場でも販売する予定です。

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作家略歴

1982 岡山県生まれ
現在は東京を拠点に活動中

学歴

2006 Wimbledon College of Art, BA (Hons) Fine Art : Painting 卒業

個展

2019
Lycoris - Satellite(岡山)
Dandelion - ZERP(ロッテルダム・オランダ)

2018
Leftover - 第一生命ギャラリー(東京)
Bloom - YIRI ARTS Taipei(台北・台湾)
SEEDING|平子雄一個展 - YIRI ARTS Taichung Space(台中・台湾)
project N 71 平子雄一 - 東京オペラシティアートギャラリー・4Fコリドール(東京)
平子雄一 特別展 - WAITINGROOM(東京)
Dazzling Leaves - ZERP(ロッテルダム・オランダ)

2017
SPROUT - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)
Greening - WAITINGROOM(東京)

2016
Our Way to the Forest - Fouladi Projects(サンフランシスコ・アメリカ)
Phantom Forest - YIRI ARTS Pier-2 Space(高雄・台湾)

2015
Bark Feeder - 第一生命ギャラリー(東京)
Grafted Tree - WAITINGROOM(東京)

2014
Wooden Works - hpgrp Gallery Tokyo(東京)
The Bark of Mind - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)

2013
The Luminous Plant - Satellite(岡山)
The Forest City - Sonnentor Fujin Arts Space(台北・台湾)
The Thick Forest - The Drawing Room Singapore(シンガポール)
The Leaf Scar - WAITINGROOM(東京)

2012
The Wooden Clapper - The Drawing Room(マニラ・フィリピン)
Selected Forest - Satellite(岡山)
Advanced Plants - WALL/H.P.FRANCE(東京)
The Green Pieces - GALLERY MoMo Ryogoku (東京)
庭先メモリーズ:見えない森 - INAX GALLERY(東京)
庭先メモリーズ:ヤドリギ - Tokyo Wonder Site Art Cafe kurage(東京)
SLEEPING IN THE PINE FOREST - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)

2011
平子雄一展 - SATELLITE(岡山)
庭先メモリーズ:ソング - トーキョーワンダーサイト本郷(東京)
トーキョーワンダーウォール都庁 - 東京都庁(東京)

2010
庭先メモリーズ - GALLERY MoMo Ryogoku (東京)

左&右:「project N 71 平子雄一」2018年、展覧会風景、東京オペラシティアートギャラリー・4Fコリドール(東京)

主なグループ展

2019
ミテ・ハナソウ展2019 - 佐倉市立美術館(千葉)
CYGNUS LOOP – Gallery Baton(ソウル・韓国)

2018
LIGHT, NON-LIGHT - Chapterii(ソウル・韓国)
MUSUBI - GALERIE DA-END(パリ・フランス)
Playing Fields - Zerp Galerie(ロッテルダム・オランダ)

2017
Salon d’Hiver - Zerp Galerie(ロッテルダム・オランダ)
SUMMERTIME 17 - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)
NEWSPACE - WAITINGROOM(東京)
Time Spent With The World - The Drawing Room(マニラ・フィリピン)
Sightings - Galerie Laroche/Joncas(モントリオール・カナダ)

2016
Haze - Satellite(岡山)
Happily ever after - Zerp Galerie(ロッテルダム・オランダ)

2015
Inaugural Show - The Drawing Room(マニラ・フィリピン)
XMAS’15 - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)
シブヤのタマゴ - 旧渋谷区庁舎(東京)
家裁の人 - YIRI ARTS Pier-2 Space(高雄・台湾)
平成新浪潮2.0 - YIRI ARTS Fujin Space(台北・台湾)
Behind the painted smile - Zerp Galerie(ロッテルダム・オランダ)
第一生命ギャラリー所蔵作品展 - 第一生命ギャラリー(東京)

2014
Salon Zerp - Zerp Galerie(ロッテルダム・オランダ)
XMAS’14 - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)
SUMMER GROUP SHOW - FROM NOW ON - - WAITINGROOM(東京)
第11回犬島時間 - 犬島(岡山)
Collector's EYE - 柏市民ギャラリー(千葉)
第一生命ギャラリー所蔵作品展 - 第一生命ギャラリー(東京)
アートの今:身体の記憶(巡回展)- 奈義町現代美術館(岡山)

2013
アートの今:身体の記憶(巡回展)- 高梁市歴史美術館、天神山文化プラザ(岡山)
Considering the Source - Fouladi Projects(サンフランシスコ・アメリカ)
スナックJIKKA - JIKKA(東京)
創世記 - Sonnentor Art Space(台北・台湾)
PSYCHOTROPICS - The Drawing Room Singapore(シンガポール)
VOCA展2013 - 上野の森美術館(東京)
東京画U〜心の風景のあやもよう〜 - 東京都美術館(東京)
HOTCHPOTCH - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)

2012
SUMMERTIME 12 - Galleri Christoffer Egelund(コペンハーゲン・デンマーク)
バックトゥーザネイチャー - Fuma Contemporary Tokyo / Bunkyo Art(東京)
第5回岡山県新進美術家育成I氏賞選考作品展 - 岡山県天神山文化プラザ(岡山)

2011
Dアートビエンナーレ - Y++ Gallery Triwizart(北京・中国)
アーツチャレンジ2011 - 愛知芸術文化センター(愛知)
再生 -Regenerate- Part.1 - GALLERY MoMo Ryogoku (東京)

左:「ミテハナソウ展」2019年、展覧会風景、佐倉市立美術館(千葉)
右:「Leftover」2018年、展覧会風景、第一生命ギャラリー(東京)

2010
群馬青年ビエンナーレ2010 - 群馬県近代美術館(群馬)
トーキョーワンダーウォール2010 - 東京都現代美術館(東京)

2009
Amuse Art Jam 09 - 京都文化博物館(京都)
シェル美術賞展2009 - 代官山ヒルサイドフォーラム(東京)
トーキョーワンダーシード2009 - ワンダーサイト渋谷(東京)

2008
GEISAI#11 - 東京ビッグサイト(東京)

2006
Amuse Art Jam 06 - 京都文化博物館(京都)
Stepsiblings - Temporary Contemporary (ロンドン・イギリス)

2005
Cocktail - Nolia’s Gallery (ロンドン・イギリス)
Free Range - G3 Gallery (ロンドン・イギリス)
05 Degree show - Wimbledon School of Art (ロンドン・イギリス)

その他の展覧会

2013 福武教育文化振興財団助成事業 "Hold the Leaf Apex" B.A.S Window(岡山)
2012-2013 常設展示 トーキョーワンダーサイト本郷ミーティングルーム(東京)

アワード

2013年 VOCA展2013 VOCA奨励賞
2011年 第2回Dアートビエンナーレ2011 優秀賞
2011年 アーツチャレンジ2011 入選
2010年 群馬青年ビエンナーレ2010 入選
2010年 トーキョーワンダーウォール2010 トーキョーワンダーウォール賞
2009年 シェル美術賞2009 入選

パブリックコレクション

第一生命(日本)
Akzonovel Art Foundation(オランダ)
LISSER ART MUSEUM(オランダ)

アーティストウェブサイト

http://yuichihirako.com

左:「Bark Feeder」2015年、展覧会風景、第一生命ギャラリー(東京)
右:「Wooden Works」2014年、展覧会風景、hpgrp Gallery(東京)

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[企画概要]
展覧会タイトル:平子雄一『Memories』
会期:2019年12月21日(土)〜2020年1月26日(日)
オープニングレセプション:12月21日(土)18:00〜20:00
冬季休廊:12月30日(月)- 1月7日(火)

営業日:水〜土 12:00〜19:00 / 日 12:00〜17:00
定休日:月・火・祝日
会場:WAITINGROOM(東京)
住所:〒112-0005 東京都文京区水道2-14-2長島ビル1F
TEL:03-6304-1877
お問い合わせ:info@waitingroom.jp(担当:芦川)

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