WAITINGROOM(東京)では、2024年11月2日(土)から12月8日(日)まで、パリを拠点に活動するオノデラユキをゲストアーティストに迎え、当ギャラリーでは初めての個展『Parcours – 空気郵便と伝書鳩の間』を開催いたします。この展覧会は、「アートウィーク東京2024」参加展示です。 ギャラリーが郵便局跡地であることに着想を得て制作がはじまった今回の新作群は、「通信」「情報伝達」をテーマに、オノデラの居住地であるパリと東京のギャラリーを繋ぎ、別の空間や過去と現在という別の時間軸が、通信システムを起点に重なり合うような手法で制作されました。2mを超える縦長の大型プリントから、切手が貼られ消印も刻印されたハガキサイズの小さなプリントまで、多岐にわたる郵便をテーマにした作品が約40点、ギャラリー手前から奥のさらに奥のスペースまで、1本の赤い線で繋がれて展開されます。この機会にぜひご高覧ください。
《ハトは原寸大の地図を見て飛ぶのか》2024、ゼラチンシルバープリントにアクリル絵具、730×790 mm
東京都生まれ。1993年よりパリにアトリエを構えて世界各地で活動を続けています。 オノデラユキは、写真を中心的な手段としながらも、カメラの中にビー玉を入れて撮影するなどタブーとされるようなことも自由に乗り越えて制作する、極めてコンセプチュアルなアーティストです。また、事件や伝説から構築された世界観は物語的で、型にはまらないユニークな発想で独創的なシリーズを数多く発表しています。2Mを超える銀塩写真を自ら焼き付けたり、モノクロ写真に油絵の具で着彩を施すなど、機械的と思われる写真の概念を覆すほどその作品群には手の痕跡が刻まれており、あらゆる手段で「写真とは何か」を問う実験的な作品を制作しています。 作品はポンピドゥ・センターを始め、サンフランシスコ近代美術館、ポール・ゲッティ美術館、上海美術館、東京国立近代美術館、東京都写真美術館など世界各地の美術館にコレクションされています。主な個展は、国立国際美術館(2005)、国立上海美術館(2006)、東京都写真美術館(2010)、ソウル写真美術館(2010)、フランス国立ニエプス美術館(2011)など。
ギャラリーWAITINGROOMはそもそも郵便局(旧文京水道郵便局)であった、というところからこの新作が動きだした。入り口上にPOST OFFICEと書いてある。膨大な数の郵便物がここに集まりそして各地へと運ばれて行く、そんな過去をもった会場は空想の入り口だった。私はこの事実をきっかけにポンと飛び、私の住む街パリで「郵便」をキーワードに時間と空間をトリップするという写真作品を考えてみた。
空気郵便(La post pneumatique)というサービスをご存知だろうか?パリでは1868年から1984年まで営業されていた。電信が飽和状態となって、それを解消するために考案された当時のハイテク通信システム、パリの地下を縦横に走り巡る物理的郵便物ネットワークである。紙に書いた手紙を郵便局に持っていき郵便局員に手渡す。局員はそれを筒状カプセルに仕込み、脇で口を開けているチューブの中に放り込むのだ。カプセルは地下に落ちると圧力と真空の力で1分1キロの猛スピードで目的地に向かって走り出す。自分の足元、その下にはこの鉄チューブのネットワークが張り巡らされていたのだ。つまり私たちの地面の下を常に手書きのメッセージが物理的に飛び交っていたのである。機械のような街。
思い至ってみればDNAを待つまでもなく情報伝達、通信こそ生命活動の目的ではないか。太古からの人の営みも。
制作はまず地図作りから始まった。
私はかつての空気郵便各局のネットワーク図を入手し、現在のパリの地図上に照らし合わせてみた。それぞれの基地局を繋ぐような線をたどたどしく書き写していくと、このキメラのような形の閉じたラインの地図が出来上がった。このラインが今回の制作の元になる、全長37キロのパルクール『Parcours』のコースである。しかし空想は地下の空気郵便に終わらない。通信である。地下から視線を空にずらして出現したのは伝書鳩だ。私の問いは「伝書鳩は原寸大の地図を見て飛ぶのか?」。
左:空気郵便(La post pneumatique)のネットワーク
右:パリの地下、あちこちに設置された迷路の様な金属管
今回の制作は自身で作ったパルクールのコースを移動して写真を撮ること。コースから外れたパリの観光写真は撮らない。しかしこの行為をリアルなドキュメンタリーにもしたくない。「~通り」の写真を撮るのではなく、コース上に立って見えてくる光景を踏み台とする。時には小説のように主体の視点が突然、鳥の視線になったり、地下に張り巡らされている、複雑に絡みあったチューブの中に入ってしまうような、そんな超越が欲しい。
そのようなわけでどれもストレート写真にはならなかった。
例えば暗室で、自身で焼いた銀塩プリントにバッサリと鋏を入れる。複数の写真をモンタージュし、キャンバスにコラージュする。暗室ではさらにフォトグラムの手法で風景のプリントに別次元のイメージを焼き付けてみた。バライタ・プリントにパピエ・コレを試みる。1936年と1938年に売られていたフランスの科学雑誌「La Nature」、2年分を手に入れた。段ボール一箱分もあるその雑誌には当時のハイテクがびっしりと紹介されている。研究論文、記事、広告、これはと思うページを切り抜きコラージュしてみた。現在から88年遡るハイテク・トリップだ。記事の存在を確かめるように絵肌を加えていく。写真の上にレリーフ状のテクスチャが現れた。記憶の可塑化と言われた「古着」そのものを銀塩プリントの上に糊で貼ってしまった。
展覧会場で最初に見えるのは赤いラインでペイントされたパルクールのコースと「鳩カメラ」のような鳥瞰写真のコラージュ。そして次の作品では通行止めの写真が、しかしその通行禁止は空に向かっている。もちろん空は鳥のためにあるのであり、ドローンの為にあるのではない。上と下を意識して撮影した天地に長い(250cm)縦長の作品が2点。撮影場所は<Rue des Panoramas>と<Rue Lhomond>。パノラマという名前はパノラマ画家であった、あのダゲールを思い出すだろう。アジェも1907年と1913年にこの地点で全く同じ写真を撮っている。今回のプリントでは地面の部分に地下ネットワークを想起させるフォトグラムを施し、空には鳩の飛行の形跡をコラージュで示してみた。
パリでは地下鉄が地下から飛び出し中空(高架線)を走る場所が2ヶ所あるのだが、その1900年に作られた北の箇所(Boulevard de la Chapelle)を撮影してみた。複数の写真をモンタージュしていくことで視点がズレてしまい、安定したパースペクティブが崩れイメージの隙が現れた。地下でも空でもない存在感も強固な地上の鉄のネットワークが揺らぎはじめる。
さらに会場には小ぶりのサイズの銀塩プリントが30点ほど展示される。これらの写真はプリントした後に一度郵便物として自身の手から離れ、その後また自分のところに戻ってきた写真。切手が貼られ消印も刻印されている。
会場の壁には奥のスペースに誘うよう赤いラインが引かれている。例のコースのラインのつもり。ラインを辿ると最後の壁には鳩の飛翔。1994年制作の”Birds”シリーズから未発表のイメージが展示される。パリの過去の地下郵便ネットワークから発したパルクール『Parcours』のコースをこの旧文京水道郵便局のスペースに少しだけでも移植できただろうか。パリの小さな時空間へショート・トリップできればうれしい。
2024/09/12 オノデラユキ
左:カメラを持った鳩 pigeon photographer
右:オノデラユキのエスキースより
文:村上由鶴(秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻助教)
1858年にナダールが気球から世界初の空中撮影を行ったとき、パリの人々は、写真を通じてはじめて上空からの街の姿を見た。空撮の技術が当たり前となった現代では、パリの人々が当時感じた驚きや感動をうまく想像することはできない。この想像力の減退は、飛行技術の発展のかたわらにいつも人間の眼の拡張としてのカメラがあったからであり、人々が自分の身体を超えて「見る」ことに強く憧れを抱いてきたからでもある。
1907年にはドイツ人のユリウス・ノイブロンナーが空撮技術としての「鳩カメラ」を発明する。アルミ製の軽いハーネスにタイマー付きのカメラを取り付け、それを鳩に着せて飛ばすというものである。なお、現在でも動物の生体の研究等を目的として、鳥類や海洋生物、陸生動物にカメラを取り付けての動画撮影は行われている。
写真史を振り返れば、この表現の主なフィールドは文字通り地上であった。日本では、ストリートでのストレートなスナップが写真表現としての大衆性を持ち、ひとつの正統としての地位を確立してきたが、そのなかでもオノデラユキの実践は独自の位置を築いてきた。本作『Parcours – 空気郵便と伝書鳩の間』は、そのフィールドがストリートであってもストレートではない。また、被写体との邂逅を求め自らの足を使って街を彷徨うことが目的化するのでもなく、そういう写真家然とした身体の表出が目指されたものでもない。オノデラは、上空に浮かび上がったかと思えば急降下して地下に潜るように見る人の視線と意識を誘導し、ジェットコースターのように振り回している。
ジェットコースターといえば、元郵便局だった会場に関連して、本作の重要な要素のひとつである空気郵便のシステムを、郵便の受け手や送り手としてではなく郵便物として経験した場合を想像してみたい。それは、振り回される乱暴さのなかで自分の身体の存在を再確認しながらも、どうにも興奮してしまうような経験であり、それは私がオノデラのこれまでの作品を鑑賞した時にも経験してきたことでもあった。
本展で発表された街の光景を撮った写真に施されたフォトグラムでは、実際には目に見えない地下の空間に鑑賞者の意識を誘導する。フォトグラムとは、銀塩写真のプリントの露光の際に、印画紙の上に光が当たらない部分をわざと作ることによってその影でイメージを作る手法である。地下に隠された不可視の空気郵便のコースをイメージの上に浮かび上がらせるのが、そこに「光を当てない」という方法であることは、その地下ネットワークのあり方に繋がっている。
加えて本作にはオノデラ自身の過去作のうちの未発表イメージ、そして、フランスの科学雑誌『La Nature』のコラージュなど、タイムスリップのような要素も加わる。オノデラは動物のようにその生態に即して空、地層、あるいは海といった限定的なフィールドを動き回るのとも異なり、あるいは、地を這い同時代の世相を追い求める他の写真家とも異なり、地に足をつけること––特定の技法やスタイル、そして、同時代性を持つことも含めて––を避けているようである。
オノデラ自身が、「初期の作品群は特に「浮遊感という共通項」があるとよく指摘されました。被写体が宙吊りになっているのは、ノマド的な生き方をしている自分自身の態度が反映されているからでしょう。不安定であることのほうが自分にとって好ましく、また自然なことでもある[1]」と語るように、本作にもその浮遊感が見られる。ただし、オノデラの浮遊感とは、「ふわふわ」といった言葉で表現されるようなものではなく、むしろ、ジェットコースターに乗っているときにすべての臓器が浮き上がったように感じる、あの、ゾクっとするような浮遊感ではないだろうか。
写真の歴史のはじまり以来、人間が自分の身体を超えて「見る」ことに抱いてきた憧れを、オノデラは、創作を通じて、全く独自の方法で叶えようとしているようである。本作は、見ることへの貪欲さを持って、人間の身体だけではなく、時間からも空間からも制約されない、見る能力の拡張の経験と言える。世界を完全に見通すことを実現するのではなく、イメージをあえて毀損しすることで鑑賞者を誘惑し、想像力で補せるのである。
[1] 薄井一議、大島成己、オノデラユキ、北野謙、鈴木理策、似鳥水禧、濱田祐史『Photography? End? 7つのヴィジョンと7つの写真的経験』Magic Hour Edition、2022年、p.143
2022年個展「La clairvoyance du hasard」ムージャン写真センター(ムージャン、フランス)展覧会風景
1962年東京生まれ。パリ在住
個展
2023
「Here, No Baloon」Wamono Art(香港)
2022
「ここに、バルーンはない。」リコーアートギャラリー(東京)
「La clairvoyance du hasard」ムージャン写真センター(ムージャン、フランス)
2020
「Burning with Desire」ICICLE SPACE 之禾空间(上海、中国)
「Everywhere Photographs」ツァイト・フォト国立(東京)
「FROM Where」ザ・ギンザ・スペース(東京)
「TO Where」Yumiko Chiba Associates(東京)
2018
「Yuki Onodera Photo Exhibition」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク(京都)
「The Bird Escaped from Camera Where to Go?」Vanguard Gallery(上海、中国)
「窓という装置をめぐって」キド・プレス(東京)
2017
「IMPROMPTUS」ピエール・イヴ・カエール・ギャラリー(パリ、フランス)
2015
「Muybridge’s Twist」ツァイト・フォト・サロン(東京)
「Décalages」ヨーロッパ写真美術館(パリ、フランス)
2014
「森の中の千の鏡」ノジョン・アートセンター(ノジョン・シュル・マルヌ、フランス)
「VIEW FROM THE WINDOW」ボージェスト・ギャラリー(上海、中国)
「The Sanctuary of the Topsy Turvy」2902 ギャラリー(シンガポール)
2013
「Yuki Onodera Solo Exhibition」Galerie Louis Gendre(パリ、フランス)
2012
「The Exhibition of Yuki Onodera’s New Works: The World is not small—1826」Vanguard Gallery(上海、中国)
2011
「Gravity-defying photography」国立ニセフォール・ニエプス美術館(シャロン・シュル・ソーヌ、フランス)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」Yossi Milo Gallery(ニューヨーク、アメリカ)
2010
「オノデラユキ 写真の迷宮へ」東京都写真美術館(東京)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」ソウル写真美術館(ソウル、韓国)
「オノデラユキ写真の迷宮へ part II -プライベートルーム」ツァイト・フォト・サロン(東京)
2009
「古着のポートレート – フォトグラビュール制作発表展」キド・プレス(東京)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」Galerie RX(パリ・フランス)
2008
「オノデラユキ展」ツァイト・フォト・サロン(東京)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」北京クムサンギャラリー(北京、中国)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」ネイリーヒト・アートセンター(ドュドランジュ、ルクセンブルク)
2007
「L’été Photographique de Lectoure 2007」レクトウール写真センター(レクウール、フランス)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」クムサンギャラリー(ソウル、韓国)/ヘイリ・アートバレー(韓国)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」ギャラリー・K(ソウル、韓国)
2006
「Yuki Onodera Solo Exhibition」イマージュ・デュ・ポール(オルレアン、フランス)
「ナント写真フェスティバル」メディアテーク(ナント、フランス)
「オルフェウスの下方へ」ツァイト・フォト・サロン(東京)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」上海美術館(上海、中国)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」ギャラリー・コンラーズ(デュッセルドルフ、ドイツ)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」Galerie RX(パリ・フランス)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」シャンブル・アヴェク・ヴュ(パリ、フランス)
2005
「Yuki Onodera Solo Exhibition」Van Zoetendaal collections(アムステルダム、オランダ)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」Galerie RX(パリ・フランス)
「オノデラユキ写真展」国立国際美術館(大阪)
2004
「Roma – Roma」イルテンポ(東京)
「関節に気をつけろ!」ツァイト・フォト・サロン東京
「Yuki Onodera Solo Exhibition」クイックシルバーギャラリー(ベルリン、ドイツ)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」(AFAA)フランス外務省(パリ、フランス)
「Yuki Onodera Solo Exhibition」Galerie RX(パリ・フランス)
2003
「Transvest」C・スクエア(愛知)
2002
「真珠のつくり方」「窓の外を見よ」ギャラリー・RX(パリ、フランス)
「P.N.I.」「C.V.N.I.」エスパス ローレンスドレフィス(パリ、フランス)
「transvest」ツァイト・フォト・サロン(東京)
「ミツバチ – 鏡」イルテンポ(東京)
2001
「真珠のつくり方」「ZOO」ツァイト・フォト・サロン (東京)
「窓の外を見よ」イルテンポ(東京)
2000
「P.N.I.」「C.V.N.I.」テアトルグラニ県立ギャラリー(ベルフォール、フランス)
1999
「オノデラユキ 展」群馬県立近代美術館(群馬)
「P.N.I.」ツァイト・フォト・サロン(東京)
「C.V.N.I.」イルテンポ(東京)
1998
「Yuki ONODERA et Son Mouvement 展」イルテンポ(東京)
1997
「三部作展」ギャラリー・ラージ・サロモン(パリ、フランス)
「古着のポートレート」テアトルグラニ県立ギャラリー(ベルフォール、フランス)
1996
「古着のポートレート」リヨン大学(リヨン、フランス)
1995
「古着のポートレート」フランス・モード研究所(パリ、フランス)
「DOWN・第三部 – 鳥」Aki-Exギャラリー(東京)
「DOWN・第二部 – 古着のポートレート」ガレリア・キマイラ(東京)
「DOWN・第一部 – 液体とコップ」ツァイト・フォト・サロン(東京)
1993
「白と玉」細見画廊(東京)
2024年グループ展「Focus」マウイアート&文化センター(ハワイ、アメリカ)展覧会風景
主なグループ展
2024
「I’m so Happy You Are Here: 日本女性写真家1950年代から今日まで」アルル写真フェスティバル、アルシュヴェシェ宮殿(フランス)
「Collection of Madeleine Millot Durrenberger-Japan week」アリアンス・フランセーズ(ストラスブール、フランス)
「Vanguard Onwards」ヴァンガード・ギャラリー(上海、中国)
「収蔵作品展078 静物画の世界」東京オペラシティアートギャラリー(東京)
「Focus」マウイアート&文化センター(ハワイ、アメリカ)
2023
「光―The Light」静岡県立美術館(静岡)
「覗き見る―眼差しの系譜」東京都写真美術館(東京)
「白と黒:写真の美学」フランス国立図書館(パリ、フランス)
2022
「Time Tunnel」ティコティン日本美術館(ハイファ、イスラエル)
「コレクションII」栃木県立美術館(栃木)
「Photography? End?」Post(東京)/Media Shop(京都)
2021
「日本写真家協会創立70周年記念『日本の現代写真1985-2015』」東京都写真美術館(東京)
「2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ」GYRE Gallery(東京)
「フォトグラフィック・ディスタンス」栃木県立美術館(栃木)
「写真の写真と写真」Yumiko Chiba Associates(東京)
2020
「収蔵作品展069 汝の隣人を愛せよ」東京オペラシティアートギャラリー(東京)
「Pictures from Another wall- The collection of Huis Marseille」デポン美術館(ティルブルフ、オランダ)
「佐賀町エキジビット・スペース1983-2000 現代美術の定点観測」群馬県立近代美術館(群馬)
2019
「画の中のよそおい」栃木県立美術館(栃木)
「コレクション特集展示 – ジャコメッティと II」国立国際美術館(大阪)
「L’Antichambre」ジョルジュ・サンク・アートセンター(北京、中国)
「The Objects’ Shadow- Sensory Spaces」アルチザン・ロフツ・ギャラリー(ニューヨーク、アメリカ)
「ポップの系譜」静岡県立美術館(静岡)
「現代の美術 II」群馬県立近代美術館(群馬)
2018
「Come Back! Retour à la Photo」エストラヴ・ギャラリー: エスパス・ダート・コンテンポラン(トノン・レ・バン、フランス)
「Paris c’est Elles」ラ・ヴォワット31・ド・マリーアンシュ・ギルミノ(パリ、フランス)
「高島屋美術部創設110年記念展 風詠抄-譚」高島屋日本橋店6階美術画廊(東京)
「視覚芸術百体」国立国際美術館(大阪)
「A beautiful moment / Japanese Photography」ハイスマルセイユ写真美術館(アムステルダム、オランダ)
「Incognito: Eye in Search」ジャパンクリエイティブセンター(シンガポール)
2017
「ブラック&ホワイト、色いろいろ」東京オペラシティアートギャラリー(東京)
「Re:コレクションII写真遠近」愛知県美術館(愛知)
「コレクション・ハイライト+特集 光ノカタチ/光ノ景」広島市現代美術館(広島)
「アンフラマンス- 皮膜としての写真」群馬県立近代美術館(群馬)
「コミュニケーションと孤独」東京都写真美術館(東京)
「動きを求めて:マイブリッジ、ロダン、オノデラユキ」静岡県立美術館(静岡)
2016
「エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ」国立国際美術館(大阪)
「こどもとファッション」島根県立石見美術館(島根)/神戸ファッション美術館(兵庫)/東京都庭園美術館(東京)
「表現する女たちー6人の眼差し」ツァイト・フォト・サロン(東京)
「The Expert eye / Contemporary Photography」ニセフォール・ニエプス美術館(シャロン・シュル・ソーヌ、フランス)
「ル・バル—石原悦郎へのオマージュ」ツァイト・フォト・サロン(東京)
「The Collector’s Eye」ストラスブール近代・現代美術館(MAMCS)(ストラスブール、フランス)
「Japanese Photography from Postwar to Now」サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ、アメリカ)
2015
「The Younger Generation: Contemporary Japanese Photography」ポール・ゲッティ美術館(ロサンゼルス、アメリカ)
「La lucidité des utopies」シャトー・ド・ルネヴィル(ロレーヌ、フランス)
「写真文化首都「写真の町」東川町写真コレクション展『写真インパクト!』」北海道旭川美術館(北海道)
「木村伊兵衛写真賞 40周年記念展」川崎市民ミュージアム(神奈川)
「写真家の眼/版画家の眼 6つのアンソロジー」静岡県立美術館(静岡)
「陶と光のはざまに : tea bowl and photograph」高島屋美術画廊X(東京、大阪、京都、横浜)
「デッサン」ツァイト・フォト・サロン(東京)
2014
「Dancing Light」ハイスマルセイユ写真美術館(アムステルダム、オランダ)
「照見」ヴァンガード・ギャラリー(上海、中国)
「Elles Allument」アート・コース(Art Course/Galerie Associative)(ストラスブール、フランス)
「サイレントライト」高島屋美術画廊X(東京)
「5人の写真」ツァイト・フォト・サロン(東京)
2013
「写真のエステ—五つのエレメント」東京都写真美術館(東京)
「At the Window: The Photographer’s View」ポール・ゲッティ美術館(ロサンゼルス、アメリカ)
「Vignettes : Between Light & Dark」2902 Gallery(シンガポール)
2012
「View Point」ハイスマルセイユ写真美術館(アムステルダム、オランダ)
「コレクションの誘惑」国立国際美術館(大阪)
「百花繚乱 女性の情景」横須賀美術館(神奈川)
「La ferme des animaux」ギャラリー・フランソワーズ・パァヴィオ(パリ、フランス)
2011
「l’apparition」ギャール・サン・ソボォール・アートセンター(リール、フランス)
「Jamais le même fleuve」ベルナール・アントニオーズ・アートセンター(ノジャン=シュル=マルヌ、フランス)
「第27回 東川町国際写真フェスティバル」東川町文化ギャラリー(北海道)
「コレクション展 こどもの情景」東京都写真美術館(東京)
2010
「上海ビエンナーレ」上海美術館(上海、中国)
「Beyond the body」MoCA Shanghai(上海、中国)
「現代の写真 写すこと・写されたもの」群馬県立近代美術館(群馬)
「新しい美術の系譜」宮城県立美術館(仙台)、都城市立美術館(宮崎) 「Rétrospective du Prix Niépce」モンパルナス美術館(パリ、フランス)
「SO ZO」Bunkamura ザ・ミュージアム(東京)
「Semaine du Japon」ブロウ美術館(ブーグ・エン・ブレス、フランス)
「Beyond the Boder」タングラム・アートサンター(上海、中国)
「木村伊兵衛写真賞35周年記念」川崎市民ミュージアム(神奈川)
「So+Zo Movement」Bunkamura ザ・ミュージアム(東京)
2009
「Elles@centrepompidou」ポンピドゥ・センター国立美術館(パリ、フランス)
「国際写真ビエンナーレ:Paysges de la Conscience」ボゴタ近代美術館(コロンビア)
「Ce qui est à voir est ce que vous voyez:アルル写真フェスティバル」アルル(フランス)
「Indizien」Galerie baer I raum f aktuelle kunst(ドレスデン、ドイツ)
「Never Late Than Better」Elizabeth Foundation(ニューヨーク、アメリカ)
「Warm up」民生現代美術館(上海、中国)
「The Photograph’s Enticements to the Brush」Ofoto Gallery(上海、中国)
「中国現代美術との出会い/日中当代芸術にみる21世紀的未来」栃木県立美術館(宇都宮、栃木)
「Face à Faces」国立現代美術館(テッサロニキ、ギリシャ)
「Booth 67f」ファン・ズーテンダール・コレクション(アムステルダム、オランダ)
「Be Quiet,」M50 Creative Space(上海、中国)
「Incheon Art Platform Opening Exhibition」Incheon Art Platform(インチョン、韓国)
2008
「コレクション3:さまざまなる肖像」国立国際美術館(大阪)
「Verticals」ファン・ズーテンダール・コレクション(アムステルダム、オランダ)
「Face à Faces」la Silom Galleria(バンコク、タイ)
「7 Views Toward the World」Gallery Touchart(ヘイリ・アートバレイ、韓国)
「写真★新世界:パリ、ニューヨーク、東京、そして上海」せんだいメディアテーク(仙台)
「Indefinite Beauty」White Factory(上海、中国)
「美しきものを見し人は」ギャラリー・21(東京)
2007
「Die Liebe zum Licht」ボーフム美術館(ボーフム、ドイツ)
「異邦人たちのパリ1900-2005:ポンピドー・センター所蔵作品展」国立新美術館(東京)
「Figures of Thinking」シカゴ・カルチュアル・センター(シカゴ、アメリカ)
「Photographie: Détrônera la Peinture」ニセフォール・ニエプス美術館(シャロン・シュル・ソーヌ、フランス)
「Japan Caught by Camera」上海美術館(上海、中国)
「Convection」三影堂アートセンター(北京、中国)
「第7回現代美術ビエンナーレ」イシー・ムリノー(フランス)
「Face à Faces」アクレリ美術館(レイキャヴィク、アイスランド)
「イメージの冒険・現代写真の5人」日本橋高島屋美術画廊X(東京)
「Japanese Contemporary Art Festival」ヘイリ・アートバレイ(韓国)
「Winter」Galerie RX(パリ、フランス)
2006
「Les Peintres de la Vie Moderne」ポンピドゥ・センター国立美術館(パリ、フランス)
「Seeing the Light」Carl Solway Gallery(シンシナティ、アメリカ)
「Figures of Thinking」マクドノフ美術館(ヤングストーン、アメリカ)
「Face à Faces」シティ・アートセンター(エディンバラ、イギリス)/ストックホルム写真館(スウェーデン)
「Taille Humaine」オランジェリー・ド・セナ(パリ、フランス)
「Quintessence」エコール・デ・ボザール・ニーム(ニーム、フランス)
「Die Liebe zum Licht」ツェレ市立美術館(ツェレ、ドイツ)/ ダーメンホルスト市立ギャラリー(ダーメンホルスト、ドイツ)
「コレクション4・アートの箱庭」群馬県立近代美術館(高崎、群馬)
「Out of Ordinary / Extraordinary」イメージセンター(メキシコ)
2005
「MOTアニュアル2005-愛と孤独、そして笑い」東京都現代美術館(東京)
「Out of Ordinary / Extraordinary」ララグーナ市カナリア金融金庫芸術文化ホール(カナリア諸島)/ シルー文化センター、ランベール・ロンバール建築学院(リエージュ、ベルギー)/ ローマ日本文化会館(ローマ、イタリア)/ ベルリン東アジア美術館(ベルリン、ドイツ)
「Face à Faces」アートクリアル・AFAA-フランス外務省主催、他世界各国巡回
「幻のつくば写真美術館からの20年」せんだいメディアテーク(仙台)
「The Children’s hour」ミュージアム・オブ・ニューアート(ポンティアック、アメリカ)
「写真はものの見方をどのように変えてきたか・東京都写真美術館コレクション」東京都写真美術館(東京)
「時代を切り開くまなざし・木村伊兵衛賞の30年」川崎市民ミュージアム(神奈川)
「Figures of Thinking: Convergences in Contemporary Cultures」リチャードEペーレー・アートセンター(グリーンキャステル、アメリカ)
「Quintessence」Galerie RX(パリ、フランス)
2004
「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森アートミュージアム(東京)
「浮世―日本当代撮影」広東美術館(広州、中国)
「Out of Ordinary / Extraordinary」ケルン日本文化センター(ドイツ)/ カーサ・アジア(バルセロナ、スペイン)
「beyond paradise」Galerie Hengevoss-Duerkop(ハンブルグ、ドイツ)
「Apparently Light / European Image Weeks」ネイリヒト公立ギャラリー(ルクセンブルグ)
「No Body’s Fool No Body’s Hurt」Aura Gallery(上海、中国)
2003
「木村伊兵衛賞受賞」ミノルタフォトスペース(東京・大阪)
「Aura」Galerie RX(パリ、フランス)
「モン・パリー写真家たちの巴里」ギャラリー21(東京)
「写真新世紀10周年記念」海岸通ギャラリーCASO(大阪)
「写真新世紀10周年記念」せんだいメディアテーク(仙台)
2002
「Illusion」ルンド文化センター(ルンド、スウェーデン)/ 写真美術館(オデンツ/デンマーク)/ ヨンショーピング郡立美術館(ヨンショーピング、スウェーデン)/ ミッドランダ文化センター(ティムラ、スウェーデン)/ ボムルズファブリケン文化センター(アレンダル、ノルウェー)/ フィンランド写真美術館(ヘルシンキ、フィンランド)
「Photography in Japanese Contemporary Art」ラトビア写真美術館(リガ、ラトビア)
「Paroles de Fringue」ブールゴワンジャリユ美術館(ブールゴワンジャリユ、フランス)
「l’Inauguration de la Galerie RX」Galerie RX(パリ、フランス)
「The Built and the Living /European Image Weeks」ネイリヒト公立ギャラリー (ルクセンブルグ)
「日本写真協会賞受賞」富士フォトサロン(東京)
「写真新世紀10周年記念」東京都写真美術館(東京)
2001
「Illusion」ストックホルム文化センター(スウェーデン)
「第17回東川町国際写真フェスティバル」東川町文化ギャラリー(北海道)
「現代写真の系譜2」新宿ニコンサロン(東京)
「オフ・トリエンナーレ」留日廣東曾館(神奈川)
2000
「Zeitgenössische Fotokunst aus Japan」ハレ現代美術センター(ドイツ)
「An Incomplete History – 日本における女流写真家 1864-1997」マサチューセッツ大学併設美術館(マサチューセッツ、アメリカ)
「Zeitgenössische Fotokunst aus Japan」ボーフム 美術館(ボーフム、ドイツ)
「当代日本撮影家」Shanghai Sanya Photograph Gallery(上海、中国)
「Zeitgenössische Fotokunst aus Japan」カールスルーエ現代美術センター(ドイツ)
「Mois de l’Image」アルベール・シャノ現代美術センター(クラマール、フランス)
1999
「ヴェロドローム・サイバークンスタール・パリジェンヌ」アトリエ E de Bary(パリ、フランス)
「ヘルテン国際写真フェスティバル」(ヘルテン、ドイツ)
「日本の現代写真」NBK (ベルリン現代美術センター )(ベルリン、ドイツ)
「An Incomplete History – 日本における女流写真家 1864-1997」ヒューストン写真センター(ヒューストン、アメリカ)
「About Leaving Home」サンプリエスト現代美術センター(リヨン、フランス)
1998
「Between Water, Air and Earth」Galerie Vrais Rêves(リヨン、フランス)
「第2回モスクワ写真ビエンナーレ」Art Media Center-TV Gallery(モスクワ)
「メディアローグ──日本の現代写真’98」(東京都写真美術館、東京)
「ツァイト・フォト21周年記念」アートスペース・シモダ(東京)
「Jeux de genres:from recently collection of Fonds Municipal d’Art Contemporain Paris」パリ市レスパス・エレクトラ(パリ、フランス)
「An Incomplete History – 日本における女流写真家 1864-1997」Visual Studies Workshop(ロチェスター、アメリカ)
「Le donné, le fictif – フランス政府供託局現代美術コレクション」フランス国立写真センター(パリ、フランス)
「コレクションによる物語る美術──アンソロジー /本、死、モード、ジェンダー」栃木県立美術館(宇都宮、栃木)
1997
「揺れる女/揺らぐイメージ──フェミニズムの誕生から現代まで」栃木県立美術館(宇都宮、栃木)
「第2回東京国際写真ビエンナーレ」 (ノミネート部門日本代表参加 )東京都写真美術館(東京)
1996
「第6回・国際モード写真フェスティバル 」ビアリッツ Biarritz(フランス)
「ソズィ」エルベ・ミカエロフ ( Hervé Mikaeloff ) 企画、佐賀町エキジビットスペース(東京)
「Premier Salon des Artistes Naturalistes」フランス国立自然史博物館 (パリ、フランス)
「21st Kodak Prize of Critical Photography」Galerie Passage de Retz(パリ、フランス)
「Oiseaux(パリ写真月間企画)」Galerie Pierre Brullé(パリ、フランス)
1993
「Avant-Garde Photographers of Japan」誠品芸文空間(台北・高雄、台湾)
1992
「第1回・写真新世紀」P-3 art and environment(東京)
2017年個展「IMPROMPTUS」ピエール・イヴ・カエール・ギャラリー(パリ、フランス)展覧会風景
パブリックコレクション
国立近代美術館・ポンピドーセンター(Musée National d’Art Moderne, Centre Pompidou)
フランス国立現代美術コレクション ( Fonds National d’Art Contemporain, Paris )
パリ市現代美術コレクション ( Fonds Municipal d’Art Contemporain, Paris )
国立ニセフォール・ニエプス美術館(Musée Nicéphore Niépce, France)
フランス国立図書館写真コレクション ( Bibliothèque Nationale de France )
ハイスマルセイユ写真美術館 ( Huis Marseille, Museum for Photography, Amsterdam )
ヒューストン美術館 ( The Museum of Fine Arts, Houston, Texas, U.S.A. )
サンフランシスコ近代美術館 ( San Francisco Museum of Modern Art,California, U.S.A. )
ポール・ゲッティ美術館 ( The J. Paul Getty Museum, Los Angeles, U.S.A. )
ピーボディ・エセックス美術館 (The Peabody Essex Museum (PEM) of Salem, Massachusetts, USA.)
デュドランジュ市 / ルクセンブルグ ( La ville de Dudelange / Centre d’art Nei Liicht, Dudelange. Luxembourg)
ファン・デン・エンデ財団 (Fondation Daniel et Florence Guerlain, France )
ゲラン財団 (Fondation Daniel et Florence Guerlain, France )
上海美術館 (Shanghai Art Museum )
三影堂アートセンター/北京 ( Three Shadows photography Art centre, Beijing )
ソウル写真美術館 (The Museum of Photography, Seoul )
東京国立近代美術館
東京都写真美術館
栃木県立美術館
群馬県立近代美術館
国立国際美術館
愛知県立美術館
国際交流基金
川崎市民ミュージアム
桑沢デザイン研究所
東京工芸大学
東川町(北海道)
東京オペラシティアートギャラリー
amanaコレクション