川内理香子「photography」
2020年11月29日(日)- 12月27日(日)
川内理香子
Rikako KAWAUCHI

川内理香子の初画集刊行記念個展開催にあわせて、ドローイングのみを紹介する展覧会と並行して、VIEWINGROOMでは川内理香子の写真作品をご紹介します。今までも日常的に写真を撮りつづけている川内は、2019年に一度写真作品だけを展示したグループ展に参加しました。発表する機会はまだそこまで多くはないメディアですが、川内にはドローイングと同じくらい自然に、しかし別の形で寄り添っている素材のように思えます。

今回のVIEWINGROOMでは、川内が日常的に撮りためている多くの写真の中から、ほんの少しだけご紹介できたらと思います。川内本人の、写真に対する言葉も添えて。

– 川内さんにとって写真とは?

ドローイングやペインティング、立体、それぞれにしか出せない自分のものがあります。写真もその中の1つという感じ。たまに撮ってます。

– ドローイングやペインティングとの違いは?また関係性は?

写真はドローイングやペインティングに比べて出会いの部分が大きいかもしれません。
ドローイングやペインティングは手を動かしている中から突然イメージが立ち上がったり、空間が出来上がったりする時があります。しかし写真は、目の前のドキッとする光景との出会いから、全てが始まる。そこが違うかも。また、あまり画面を見ずにシャッターを押すので、後から見返して、こう撮れたんだ、という出会いもある。撮るときにファインダーや画面を見ているようで見ていないのは、構図を決めすぎたりせずに、スピード感を持って撮っているから。確かに撮りたい対象はあるけれど、それをカメラを通して、写真という四角い枠や、対象を目や頭で意識する前に、カメラという媒体をふっとばして対象を捉えるように撮っている感覚があります。そのスピード感はドローイング、ペインティングとも共通していると思う。

– どういった瞬間にシャッターを切っていますか?

ハッとした瞬間、物、光景に出会った時、なんとなく、いつも見えているものと違う風に感じる光景に出会った時、その自分の視点を凝固させるような感覚でシャッターを押します。ドローイングで食べ物を描くときなどにも強く感じる感覚ですが、目の前の対象物がそれそのものではない”何か”に見えたり、そのものでないものと重なり合わさって見えた時にハッとします。自分の固定概念を超えて、それそのものが生のまま見える瞬間のような気がして。でも、その視点、見え方は持続しないかもしれないし、目の前の光景も動いていってしまうから、その普段とは違う空気感だったり、時間を凝固させたくて、いつでもまた自分の中に呼び起こしたくて、描いたり撮ったりして残しているのかも。

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「OIL by 美術手帖」ギャラリー(渋谷パルコ2F)で同時開催中のドローイング展では、川内理香子の写真がふんだんに盛り込まれたBT PRESS発行のZINEが発売になる予定です!(12月1日より販売開始予定)

Rikako Kawauchi『Round Time』
Published by BT PRESS
Design & Edit by Taishi Nishihiro (SIDE CORE)
Edition 30
©︎2020 BT PRESS, Rikako Kawauchi

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以下でご紹介している作品は、すべて販売しております。
各作品のサイズ・エディション・価格は以下です。
(額なしの価格ですので、額装については別途ご相談ください。)

インクジェットプリント
3サイズ展開・各サイズ Ed.5 (A.P.2)・ステップアップなし:
119x89mm(DSL)- 30,000円(税抜)
178x127mm(2L)- 50,000円(税抜)
1189x841mm(A0)- 200,000円(税抜)

ご興味のある方は、info@waitingroom.jp までお問い合わせください。

WORKS
川内理香子「photography」
Beet's soup
2016, inkjet print
川内理香子「photography」
CHERRIES
2016, inkjet print
川内理香子「photography」
Oranges
2019, inkjet print
川内理香子「photography」
continental breakfast
2016, inkjet print
川内理香子「photography」
feet
2016, inkjet print
川内理香子「photography」
Pancakes
2020 inkjet print